Salesforce Shield による暗号化設定への対応について
概要
v1.29以降のAppExchangeパッケージでは、Salesforce Shieldによる「取引先」「取引先責任者」「リード」オブジェクト、v1.46以降では「名刺」オブジェクトの暗号化設定に対応しております。
ただし、名刺データを「取引先」「取引先責任者」「リード」へ手動関連づけする操作、また、「名刺」オブジェクトのリストビューや関連リストに表示した際に一部制限事項がございます。
ポイント
- v1.28以前のバージョンでは「取引先」「取引先責任者」「リード」オブジェクトのSalesforce Shield に対応しておりません。ご利用の場合はこちらから最新のAppExchangeパッケージをインストールしてください。
- v1.46以前のバージョンでは「名刺」オブジェクトのSalesforce Shield に対応しておりません。ご利用の場合はこちらから最新のAppExchangeパッケージをインストールしてください。
- 手動関連づけについては、こちらをご確認ください。
- 複数名刺を一括して手動関連づけする場合も同様の制限事項があります。
- 自動関連づけは制限事項の影響を受けません。
Salesforce Shield による暗号化設定時の制限事項①
Salesforce Shield による暗号化設定をご利用の場合、関連づけ先候補の検索仕様が変わります。
そのため、以下の制限がございます。
1.一文字での検索ができません
関連づける名刺の会社名や姓が一文字の場合、関連付け候補が表示されず以下のエラー表示となります。
- 個別の手動関連づけ画面でのエラー
- 一括関連づけ画面のエラー
2.関連づけ候補の検索表示に差異があります
通常に比べて、取引先、取引先責任者、リードそれぞれのオブジェクトにおいて関連づけ候補に関連性の低いレコードが表示される場合がございます。また、検索結果が50件を超える場合、51件目以降のレコードが関連づけ候補に表示されません。
エラーが表示される場合や意図した関連づけ先候補が表示されない場合は、こちらの手順で各オブジェクトの検索条件を追加するか、「自由検索」からの検索を行ってください。
名刺関連づけの画面で以下の「自由検索」にチェックをつけることで画面が切り替わります。
Salesforce Shield による暗号化設定時の制限事項②
Salesforce Shield による暗号化設定をご利用の場合、「名刺」オブジェクトのリストビュー、または関連リストに表示した際に、以下の制限がございます。
1.暗号化項目をリストビューの先頭項目に表示している場合
暗号化した「名刺」オブジェクトの項目をリストビューの先頭項目に表示している場合、「一括関連づけ/新規登録」ボタンから一括関連づけの機能を利用できません。
※上記の場合、「名刺」オブジェクトの「名刺名」(API参照名:Name)項目を暗号化している場合、「一括関連づけ/新規登録」を利用できません。
「名刺」オブジェクトの項目を暗号化する場合、リストビューの先頭項目を暗号化が不可の「名刺ID」(API参照名:Sansan_CI__BizCardId__c)項目を表示させることを推奨します。
2.「取引先責任者」「リード」の関連リストからボタンを利用できません
「名刺」オブジェクトの「名刺名」(API参照名:Name)項目を暗号化している場合、「取引先責任者」「リード」の関連リストから遷移できる一覧ページのボタンを利用できません。
この関連リストの表示項目は先頭項目を「名刺名」(API参照名:Name)から変更できません。
お探しの情報が見つからない場合は以下よりお問い合わせください。