自動連携(自動関連づけ)の仕組みについて
Sansan Data HubのSalesforce連携では、名刺データから取引先/取引先責任者/リードを自動で作成・更新したり、Salesforce上に存在するデータに対して、帝国データバンクや国税庁といったリッチ情報を付与することができます。
ここでは、名刺データがSalesforceへ連携される仕組みについてご案内します。
前提
Sansan Data Hubは、識別できたデータに対して「SOC」・「CI人物ID」と呼ばれる固有IDを付与し、そのIDをキーに、名刺データから取引先/取引先責任者/リードの自動作成や更新を行ったり、リッチ情報の連携を行います。
Sansan Data Hubが付与する「SOC」・「CI人物ID」の詳細については、こちらをご参照ください。
Sansan - Sansan Data Hub連携 データの流れ
※データの流れを動画で確認する場合は「再生ボタン」をクリックしてください。
青線部分:Sansan Data Hubによる書き込み・読み込み処理です。
黄線部分:Salesforce上にインストールされたAppExchange(Sansan_CIパッケージ)によるバッチ処理です。1時間に1度、自動でバッチが起動します。
※バッチの起動タイミングは、「名刺設定」の「自動関連づけバッチ起動時間」から設定可能です。
※すべてのバッチは土日祝含め、24時間実施されます。
Sansanに名刺が取り込まれてからSalesforceへ連携されるまでの流れ
① Sansan → Sansan Data Hubへの名刺データ転送(間隔:10分に1度)
Sansan上でデータ化が完了した名刺情報は、Sansan Data Hubへ転送されます。
② Sansan Data Hub → Salesforceへの名刺データ転送(間隔:10分に1度)
Sansan Data Hubに取り込まれたデータは、Salesforceの「名刺」オブジェクトへ転送されます。
③ 既存レコードへの識別(間隔:10分に1度)
取引先/取引先責任者/リードの中で、前回Sansan Data Hubが読み込んでから新しく登録されたレコード、あるいは最終更新日時に変更があるレコードを取り込み、識別をかけます。
※初回取り込み時は、Salesforce上に存在するすべてのレコードを取り込み、識別をかけます。
④ Sansan Data Hub → Salesforceへのリッチ情報書き込み(間隔:10分に1度)
識別できたレコードに対して、識別結果(SOC・CI人物ID)や国税庁・帝国データバンクなどのリッチ情報を書き込みます。
リッチ情報は、名刺から作成しているレコード以外にも付与されますが、一部付与されるデータに差があります。
⑤ Salesforce名刺オブジェクト → Salesforce取引先/取引先責任者/リードへの反映(間隔:1時間に1度)
自動関連づけバッチにて、名刺レコードのSOC・CI人物IDと同じIDをもつレコードがSalesforce上に存在する場合は更新、ない場合は新規作成します。
自動関連づけのご留意点
自動関連づけバッチによる処理では、SOC・CI人物IDをキーに既存レコードの有無を判断します。
取引先の場合は「SOC」、取引先責任者/リードの場合は「SOC x CI人物ID」の組み合わせを見て、それぞれ同じIDをもつレコードが存在していた場合は、「既存レコードあり」と判断されます。IDの付与が完了していない、あるいは付与できなかったレコードについては、自動関連づけ時に既に存在しているとの判断ができず、名刺から新規にデータを作成しますので、SOC・CI人物IDの付与率にご留意ください。
識別できなかったレコードをレポートで確認する方法は、こちらをご参照ください。
SOC・CI人物IDの付与率を上げるためのポイント
識別率(SOC・CI人物IDの付与率)を上げるために入力が必要な項目は、こちらをご参照ください。
自動関連づけに関するトラブルシューティング
自動関連づけにて、意図した通りにレコードが作成・更新されない場合は、こちらをご参照ください。
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