Sansan Data Hub は Sansan・Salesforce・Marketoやその他のシステムと連携させることで、システム上に存在する顧客データに固有識別子「SOC」・「CI人物ID」を付与し、あわせて名寄せも行います。以下、識別に必要な項目と、名寄せの精度を高めるための項目をご案内します。

固有識別子・名寄せ機能については、こちらをご参照ください。


※ 識別・名寄せともに、データによっては以下の項目を入力されていたとしても識別・名寄せがされない場合があります。

 

識別に必要な項目

は必須項目です。組織識別においては、とあわせて、◎のいずれか1つの項目が入力されていないと、識別が難しい可能性があります。

項目 組織識別 拠点識別 人物識別
企業名    
氏名    
住所 ● (※1)  
メールアドレス    
電話番号    
法人番号 ◎ (※2)    

※1 「住所番号(号)までの住所」を、1拠点として判定しています。
ただし、丁目まで正しい住所だと判定された場合も、拠点識別は行われます。
< 異なる拠点と判定されるケース >
・ 東京都渋谷区さくら坂1丁目12番地8号
・ 東京都渋谷区さくら坂1丁目12番地9号
< 同じ拠点と判定されるケース >
・ 東京都渋谷区さくら坂1丁目12番地8号 渋谷サクラステージ 28F
・ 東京都渋谷区さくら坂1丁目12番地8号 渋谷サクラステージ 30F

 

※2 法人番号(国税庁が指定する13桁の識別番号)を保持されている場合に、その情報をData Hubに読み込ませることで法人番号を優先してSOCを付与することが可能です。法人番号を用いた識別は、Marketo・SATORI連携ではご利用いただけません。

  • 法人番号が入力されている場合は、会社名と法人番号のみを識別に使用します。
  • 企業の合併前の古い法人番号を保持していた場合も、Data Hubは最新の法人番号(合併後の番号)に紐づくSOCを付与します。
  • 法人番号を識別項目として使用する場合は、Configuration Sheetで法人番号の項目を指定していただき、設定を行う必要があります。なお、Sansan Data Hubからリッチ情報として付与される国税庁の法人番号項目は指定できません。
    最新のConfiguration Sheetはこちら

 

名寄せの精度を高める項目

同一企業・同一人物であると判断する「名寄せ」の精度を高めるためは、上記「識別に必要な項目」に加え、以下の項目を入力することを推奨します。

項目 組織識別 人物識別
企業名 -
氏名 -
部署 -
役職 -
郵便番号  
住所 -
メールアドレス -
電話番号 -
FAX番号  - 
携帯番号
URL -

 

識別や名寄せが難しいケース

困難なデータの例は以下のとおりです。
このようなデータの場合、同一企業・同一人物として識別ができずデータが泣き別れてしまう可能性があります。

  • 会社名・氏名しか記載されていないデータ
  • 住所項目が記載されていないデータ
  • 日本国外の企業
  • 英語(日本語以外の言語)で入力されているデータ
  • 住所項目が不十分なデータ
    • 例:都道府県しか記載されていない、市区町村以降の情報がない
  • 会社名項目(取引先名等)に会社名ではなく個人名が記載されているデータ
    • 例:個人事業主、フリーランスの方の名前が記載されている
  • 会社名項目(取引先名等)に店舗名が記載されているデータ
    • 例:スーパーマーケット、ホームセンター、コンビニ、ガソリンスタンド、携帯ショップ等
  • 会社名項目(取引先名等)に会社名だけでなく、部署や支店名などが併記されている
    • 例:○○株式会社名古屋支店・○○株式会社東日本事業所・○○株式会社横浜営業所
          ○○株式会社千葉工場・○○株式会社京都研究所 等
  • メールアドレスにフリーメールアドレスが記載されている
  • 会社・人物を特定できる項目が少ない
    • 例:メールアドレスがない、電話番号がない
  • 法人番号が付与されていない組織・団体
    • 例:病院・学校・工場・郵便局・役所・デイサービス等
  • テストやサンプルのような存在しない会社や人物のデータ
    • 例:テストテスト株式会社、人物名が「担当者」等

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