概要

人物の所属拠点が変更となり新たな拠点の住所が記載された名刺をSansanに登録する場合があります。本機能を使用することで、変更前の拠点の取引先に紐づいている取引先責任者を、変更後の拠点の取引先に自動で紐づけ直すことができます。拠点間移動の有効化についてはこちらをご確認ください。

なお、本機能は「SLCモード」をご利用の場合にのみ利用可能です。自動関連づけ「SLC モード」についてはこちらをご確認ください。

 

拠点間移動の流れ

  1. 新しい所属拠点の住所が記載された名刺がSansanに登録され、Salesforce名刺レコードが作成される
  2. 名刺と同じSOC・CI人物IDが識別された取引先責任者に、自動関連づけされる(※1)
  3. 名刺のSLCで取引先責任者のSLCが上書きされ(※2)、取引先と取引先責任者のSLCに差異が生じる
  4. 取引先責任者が同じSLCが識別された取引先に、自動で紐づけ直される(※3※4)

 

※1 Sansan Data Hubは原則として「1つの組織に同一人物のレコードは1つのみ」というルールで設計されています。そのため、既存の取引先責任者/リードレコードの有無はSOC×CI人物IDの組み合わせによって判断します。

※2 取引先と名刺のSLCが異なる場合、取引先のSLCは上書きされません。

※3 Sansan_CIパッケージでは拠点間移動の履歴など情報は保持していません。

※4 拠点間移動によって「自動関連づけ対象外フラグ」項目にチェックが入っている取引先に取引先責任者が紐づくことはありません。

 

取引先責任者-to-複数取引先が有効な場合の拠点間移動

  • 拠点間移動では主取引先(直接リレーション)の紐づけを変更するため、間接リレーションは拠点間移動後も残ります。
  • Salesforceの取引先設定にて[取引先責任者と以前の主取引先のリレーションを削除する]を選択することで、拠点間移動前の「関連取引先」および「関連取引先責任者」は削除され、拠点間移動後の取引先のリレーションのみを残せます。

 

エラーメッセージの確認方法

拠点間移動の処理でエラーが発生すると、取引先責任者追加情報の「拠点移動エラーメッセージ」の項目にエラーメッセージが表示されます。

エラーメッセージ 説明
取引先で「SLC」の項目が重複したため、拠点移動が行えませんでした 取引先責任者と同じSLCをもつ取引先が複数存在(=重複)しており、どちらに取引先責任者を紐づけるべきか判断できない場合に発生するエラーです。
取引先責任者で「SOC」「CI人物ID」の項目が重複したため、拠点移動が行えませんでした 同じSOC×CI人物IDをもつ取引先責任者が複数存在(=重複)しており、拠点間移動を実行できない場合に発生するエラーです。
取引先に同一の「SLC」を持つレコードが存在しないため、拠点移動が行えませんでした 取引先責任者と同じSLCをもつ取引先が存在せず、拠点間移動を実行できない場合に発生するエラーです。

 

拠点間移動バッチの仕様について

起動時間 [拠点移動バッチ起動時間]で設定された時刻
起動間隔 1日に1回
最大処理件数 20,000件(100件ずつ処理を行い、1回のバッチで最大20,000件まで処理を行います。)

 

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