2026年5月予定のSansan_CIパッケージアップグレードにおける影響について
概要
Salesforce社のAppExchangeにおけるアプリケーションにおけるガイドラインが更新され、アプリケーション側でより厳格な実行権限が必要となりました。Sansan_CIパッケージにおいても、将来的にも安定してご利用いただくために、一部の権限に変更を行ったバージョンを提供いたします。
なお、本パッケージの適用の影響で、既存の自動連携が一律で停止することはありません。
アップグレードにおける具体的な影響は、以下の通りです。
- 実行ユーザー権限の厳格化
- 認証ユーザー権限の厳格化
- Classic専用ボタン(OnClick JavaScript)の廃止
また、本ページの情報はリリース前までに変更がある可能性がございます。新パッケージのインストール前に、必ず以下の影響範囲および内容についてご確認いただき、必要な対応をお願いいたします。
影響範囲
■「バッチ実行ユーザ」と「Salesforce認証ユーザ」に対して、標準オブジェクトへの参照・編集権限が付与されていないお客様
※バッチ実行ユーザーの確認方法はこちら
※Salesforce認証ユーザの確認方法はこちら
■パッケージの権限セットを利用せず、プロファイルや独自で作成した権限セット等で制御を行なっているお客様
■「リード自動昇格」、「キャンペーンメンバー自動登録」を利用されているお客様
実行ユーザー権限の厳格化
すべてのバッチ処理および自動更新処理を、バッチ実行ユーザーの権限範囲内で実行します。そのため、バッチ実行ユーザーに適切なオブジェクト権限や項目権限がない場合、該当レコードの処理が失敗します。バッチ実行ユーザーに、各機能で必要となる権限が付与されているかをご確認ください。
影響がある機能と必要権限
1. 自動関連づけ
自動関連づけバッチの実行ユーザーに、作成・更新対象となるオブジェクトおよび項目への権限が必要です。
例:
- 取引先責任者を作成する場合…取引先責任者 の作成権限
- リードの役職を更新する場合…該当項目の編集権限
影響について
- 本対応に伴い、関連づけに必要となるパッケージ内の項目権限がパッケージ標準の権限セットに追加されます。そのため、現時点で権限セットをご利用の場合は、アップグレード時に自動的に権限が追加されます。
- 標準オブジェクト標準項目への権限については、お客様にて個別に設定が必要です。
- 独自に作成・複製した権限セットやプロファイルをご利用の場合は、自動追加されないため 個別に設定が必要です。
- 権限が不足している場合は、名刺設定画面に警告を表示します。
- 権限不足によって自動関連づけに失敗した場合、バッチ自体の失敗ではなくレコード単位でエラーとなります。エラーは名刺レコードの「自動関連付けエラーメッセージ」項目に表示されます。
2. リード自動昇格
リード自動昇格バッチでは、昇格元のリードレコードを更新するため、バッチ実行ユーザーに以下の権限が必要です。
- 「取引開始済みのリードを表示および編集」権限
影響について
- この権限はパッケージ側で自動付与できないため、お客様側で設定が必要です。
- 権限が不足している場合は、名刺設定画面に警告を表示します。
3. キャンペーンメンバー自動登録
キャンペーンメンバー自動登録バッチでは、キャンペーンオブジェクトの参照・更新を行うため、バッチ実行ユーザーに以下の権限が必要です。
- キャンペーンオブジェクトの参照/編集権限
- マーケティングユーザー権限
影響について
- これらの権限はパッケージ側で自動付与できないためお客様側で設定が必要です。
- 権限が不足している場合は、名刺設定画面に警告を表示します。
4. キャンペーンメンバー自動登録の対象条件変更
キャンペーン自動登録時に、キャンペーンオブジェクトを直接更新せず、Sansanキャンペーンタグオブジェクトを参照して自動登録の条件とするよう、内部ロジックを変更しています。なお、ロジックの変更に伴い、データの移行が必要です。名刺設定画面に「移行開始」ボタンが表示されている場合は、ボタンを押してください。表示されていない場合は、対応は不要です。

認証ユーザー権限の厳格化
取引先責任者・リードへの更新における影響
関連づけ済みの名刺が更新された場合に、その名刺のタグや退職者フラグなどの更新を「Salesforce認証アカウント」の権限で行っています。今回のアップグレードにおいて、Salesforce認証アカウントに取引先責任者・リードの参照・編集権限がない場合、以下の項目に対する更新に失敗します。
- タグ
- 退職者フラグ
- OCR名刺のデータ化完了時の自動更新
失敗した場合、予めSalesforceで権限を付与した上で、Sansan Data Hub WEB上で再連携を行ってください。再連携の方法はこちらです。また、Salesforce認証アカウントの確認方法についてはこちらをご確認ください。
取引先の更新における影響
※こちらは、「リード自動昇格」機能が有効な場合にのみ影響があります。
リード自動昇格機能の仕組みにより、取引先の識別結果(SOC・SLCの更新)が行われる際、更新後のSOC(SLCモードの場合はSLC)をもつリードを更新する処理が行われます。そのため、リードへの参照・編集権限がない場合、もしくは以下の項目への権限がない場合に、取引先への更新に失敗いたします。
| 表示ラベル | API参照名 | 必要な権限 |
|---|---|---|
| (Sansan)リード自動昇格対象外フラグ | Sansan_CI__AutoPromotionLeadExcludedFlg__c | 参照 |
| (Sansan)リード自動昇格実行済フラグ | Sansan_CI__AutoPromotedLeadFlg__c | 参照・編集 |
| (Sansan)リード自動昇格エラーメッセージ | Sansan_CI__AutoPromotionLeadErrMsg__c | 参照・編集 |
| (Sansan)リード自動昇格実行失敗数 | Sansan_CI__AutoPromotedLeadCountOfFailure__c | 参照・編集 |
こちらの項目への権限は、「Sansanデータ連携実行ユーザー」の権限セットで追加されます。
Classic専用ボタン(OnClick JavaScript)の廃止
Salesforceの方針に基づき、Classic環境で利用されていた以下のボタンを廃止します。
- 「関連づけしない」ボタン
- 「選択した名刺でリードを更新」ボタン
パッケージデフォルトのレイアウトからは削除されます。なお、Lightning環境での利用には影響ありません。
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